(写真)従来での運営による集積所 ごみの種別の木札、缶や瓶はメッシュ性の回収袋へ。
5/27(火)・7/6(日)の2回、中小路学区住民を対象にした「再生資源集積所」の新たな運営方法の説明会に参加しました。
住民の関心も高く、両日で50人を超える方が参加していました。
まずは、日立市の再生資源集積所の仕組みをご紹介します。
①再生資源集積所の周辺にお住まいの方が当番制で準備~片付けまで行う。
②利用者は基本、市内の方なら誰でも使える。(しかし、当番をしない方は利用しずらい・利用できない場所あり)
③収集された再生資源は回収量に応じて、学区のコミュニティに還付される。(地域のイベントの費用として使われている)

(写真)日立市が作ったチラシ
それがこれからは、すべて回収業者が準備と片づけを行うことになるということです。
一見、手間が無くなり楽になるし最高とはいかなそうです。
説明会で出ましたご意見と共にご紹介。
①前日に収集に伴う収集袋などを用具ボックスに入れたものを前日に業者が設置する。
*前日に設置されると時間を守らない人が出る、特に夜間は音も出るのでは。
*メッシュ性の収集袋は約80リットルサイズですので風が強い日は袋も飛ばされるし、袋の中のモノが散乱する。
②無人で運営することによる不安。
*今までは周辺住民が使うから自宅前の敷地を使っていただいたが、まったく分からない方が使うなら家の前を集積場に使ってほしくない、結局、散乱した後処理などをすることになるから。
*一般ごみでもマナーの悪さに困っているので、一部の人がより負担がかかる。
③業者回収の採用になり、コミュニティへの還付金が無くなる
*集めるモノはゴミではなくて地域住民の資源であり、それを業者に支払うのは考え方が違う。
*コミュニティの資金が無くなり、より運営が困難になってしまう。

(写真)最近行った行政説明会では一番出席率が高かった。

(写真)ペットボトルのキャップや洗っていないと業者が回収してくれないので回収日に私が表示を作り掲示
再生資源の回収は様々な問題があると思います。
若い方はスーパーなどでポイントに変える。
空き缶などを一年分まとめて、鉄スクラップの回収業者へ持ち込む。(年間で5,000円くらいになるという方も)
私は合理化が進むことで…より加速的に地域のつながりコミュニティの弱体化が心配です。
日立市は市の広報紙も秋より2回が1回へ。
いざという時や学校への運営など様々な形で地域のつながりが大事だと考える。
避難所は誰が運営するのか、コミュニティ活動にほとんど参加してこない行政が作る仕組み作りが今後心配です。
少子高齢化により財源の無い行政が行う「公助」は減っていく、「共助」は地域あってのこと。
現在の参議院選挙で良くも悪く話題になる「参政党」が「終末医療は自己負担」と掲げるいるが、自分主義は今の自分であることを忘れてはいけないと思う。
今回の再生資源も同じように大きな問題だと思いました。
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