
先日、日立のまちで長年お店を営んでいる方から、一冊の本を貸していただきました。
これから先の歩みを前に、まず自分自身と向き合う大切さに気づかせてもらった気がしています。
本は、伊與田覺さんの
『「大学」を味読する 己を修め人を治める道』です。
「きっとためになるから」と、
私のこれからのことも考えて勧めてくださいました。
そのお気持ちがうれしくて、
ありがたく読ませていただくことにしました。
■ 長年まちを見てきた方の言葉
お話の中で、心に残った言葉があります。
「この中学校区で、地域の皆さんに背中を押されて一歩を踏み出した人は、もしかしたら君が初めてかもしれないね。少なくとも、戦後の自分の記憶にはないよ」
地域の歴史として確かめた話ではありません。
それでも、長年このまちで商いを続け、
人の流れを見てきた方の言葉は、
私には重く響きました。
背中を押してくださる方がいること。
そのありがたさと同時に、
「自分は、その思いにふさわしい人間だろうか」
という問いが、静かに胸に残りました。
■ 本が教えてくれそうなこと
まだ読み始めたばかりですが、
この本は中国の古典『大学』の教えを、
講話の形で読み解いたものだそうです。
その中心にあるのは、
「人を治める前に、まず己を修める」
という考え方。
ここでいう「治める」とは、
人を従わせることではなく、
自分の姿勢を正すことで、
まわりに良い影響が広がっていく、
ということなのだと受け止めています。
特に心に留まったのは、次のような考え方でした。
・知行合一 知っていることと、行動することは一つ
・親しむ まず相手を理解しようとするところから、すべてが始まる
・慎独(しんどく) 誰も見ていないところでこそ、誠実であること
どれも、私が大切にしてきた
「聴く!は行動!!」と重なると感じました。
声を聴いたつもりで終わってしまっては、意味がない。
ただ、やみくもに動けばいいわけでもない。
相手の思いをきちんと受け止めて、
何が本当に必要かを考えてから動く。
その一つひとつに、
自分という人間がそのまま表れるのだと思います。
■ 自分への問いかけ
本を手にしてから、
自分に問いかけていることがあります。
相手の話を、最後まで聴けているだろうか。
自分の考えに、こだわりすぎていないだろうか。
忙しさを理由に、小さな約束を後回しにしていないだろうか。
誰も見ていないところでも、同じ自分でいられているだろうか。
正直に言えば、
胸を張って「できている」とは言えないことばかりです。
まだまだ学ぶことも、至らないところもたくさんあります。
だからこそ、
人との出会いや、いただいた言葉を大切にしながら、
自分自身も育てていきたいと思っています。
■ これから
この一冊は、
これからの歩みとともに、
自分の足元を見つめ直す本になりそうです。
読み進める中で心に残ったことや、
日々の活動の中で考えたことも、
少しずつ、このブログでお伝えしていけたらと思います。
本を貸してくださったこと。
そして、私のこれからを思って言葉をかけてくださったこと。
本当にありがとうございます。
まちは、誰か一人で変えるものではなく、地域みんなで支えていくもの。
小さなことでも、まず動く。
そして、動く自分を、日々磨いていく。
地域は、そんな実践の積み重ねで変わっていくと信じています。












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