活動日記

太鼓の音色を未来へ!助川ばやし保存会を訪ねて

助川ばやし保存会の皆さんとの集合写真

10月25日の夕方、地元で活動されている「助川ばやし保存会」の皆さんの練習にお伺いしました!

あいにくのお天気で、参加者は普段の半分ほどでしたが、太鼓の力強い響きと笛の音色を、間近でゆっくりと聴かせていただきました。

昔から親しんできたこの音色。やっぱりいいものですね!

保存会の皆さんとの集合写真
【写真①:保存会の皆さんとの集合写真】

■ 私と同じ年に生まれた保存会!

実は、助川ばやし保存会が発足したのは、私が生まれた1973年とのこと。

なんと53年前!私と同じ時代を歩んできた保存会だと知り、驚きました。

日立さくらまつりや、以前勤めていた日立シビックセンターで関わっていたひたち秋祭り、地域の盆踊りなど、さまざまな場面で活躍されています。

子どもから社会人、そしてシニア世代まで、幅広い年代の皆さんが一緒に活動されていることも素晴らしいですね。

私自身、昔からこの太鼓や笛の音色を何度も耳にしてきました。

お祭りの季節になると聞こえてくる、どこか懐かしい音。

地域の文化とは、こうして私たちの暮らしの中に自然と息づいているものなのだと思います。

■ 破れた大太鼓を見て、少し寂しくなりました

今回の練習を見学する中で、気になったことがありました。

大太鼓の皮が破れ、破れた面を下にして使われていたのです。

大太鼓を間近で撮影した写真
【写真②:大太鼓を間近で撮影した写真】

お話を伺うと、太鼓の皮を張り替えるだけでも高額な費用がかかり、自主的な活動の中では、なかなか対応が難しいとのことでした。

その姿を見て、少し寂しい気持ちになりました。

スポーツにはプロ選手を目指す道もあります。しかし、地域のお囃子は、プロになることを目的としているわけではありません。

演奏することを楽しみ、仲間と集まり、地域のお祭りを盛り上げる。

そして、その音色を聴く人たちにも喜びや懐かしさを届けてくれる。

文化とは、そうした日々の暮らしの中にある大切なものだと思っています。

破れた太鼓の姿を見ながら、地域文化を守り続けることの厳しさを、改めて感じました。

■ 練習場所を確保することも大切な課題

この日は、小学校の体育館での練習でした。

実は、こちらで練習するのは今回が初めてとのこと。

これまでは、防音設備のある有料施設を利用されていたそうです。

体育館での練習全景
【写真③:体育館での練習全景】

太鼓の修理費だけでなく、練習する場所を確保することにも費用がかかります。

地域の伝統文化を守るということは、技術を次の世代へ伝えるだけではありません。

活動を続けられる環境を、どう支えていくのか。

そんなことも考えさせられた時間でした。

■ 文化を支える新しい仕組みを考えたい!

今回の訪問で、私なりに一つのアイデアが浮かびました。

文化活動への支援というと、出演料の補助や練習会場の使用料への支援などが思い浮かびます。

もちろん、そうした支援も大切です。

でも、私はもう一歩進んで、文化を披露する機会そのものを増やす仕組みがあってもいいのではないかと考えています。

例えば、老人ホームや学童クラブ、学校などに、地域の保存会の皆さんが出向いて演奏する機会をつくる。

年間3回程度、こうした場所で演奏していただき、その活動に必要な費用を行政が支援する。

そんな仕組みができないでしょうか。

大太鼓を力強く演奏する練習風景
【写真④:大太鼓を力強く演奏する練習風景】

演奏する皆さんには新しい活動の場が生まれます。

子どもたちは地域の伝統文化に触れることができ、高齢者の皆さんにも楽しんでいただける。

そして保存会にとっても、活動の励みとなり、費用負担の軽減にもつながると思います。

文化は、練習を重ねることも大切ですが、人前で披露し、誰かに喜んでもらうことも、とても大切だと感じています。

「呼びたいけれど、費用がかかる」

「披露したいけれど、機会がない」

その間をつなぐ役割を、行政が担うこともできるのではないでしょうか。

単に補助金を出すだけではなく、文化を披露する人と、文化を楽しむ人をつなぐ。

そうすることで、新たな出会いや興味が生まれ、次の担い手が育っていく。

そんな循環をつくっていきたいと思います。

■ 同級生からの嬉しい一言

この日は、保存会で活躍している同級生とも会うことができました。

いつも朝から忙しくしているのを見ているよ、と声をかけてもらいました。

子どもの頃から知っている仲間が、今の自分の活動を見てくれている。

何気ない一言ですが、本当に嬉しかったです!

長い年月を経ても、こうして地域でつながっていられること。

これも、私にとって大切な地域の財産です。

■ 人が輝く、まちが輝く

子どもから大人まで一緒に練習する様子
【写真⑤:子どもから大人まで一緒に練習する様子】

文化活動を続ける皆さんが、生き生きと活躍できる。

その姿を見た子どもたちが興味を持ち、次の担い手になっていく。

そして地域の皆さんが、その音色を楽しみ、笑顔になる。

人が輝くことで、まちも輝く。

私は、そんな地域をつくっていきたいと思っています。

文化は、予算が厳しいという理由だけで失われてよいものではないはずです。

もちろん、限られた予算の中で何を優先するのかは、しっかり考えなければなりません。

だからこそ、単に活動を維持するためだけではなく、文化を通じて人と人がつながり、地域全体に喜びが広がる仕組みを考えることが大切だと思います。

文化の種をまき、その成長を見守り、次の世代へつないでいく。

そんな地域づくりを、これからも考え、行動していきたいと思います。

助川ばやし保存会の皆さん、貴重な練習の時間にお邪魔させていただき、ありがとうございました!

小さなことでも、まず動く。

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